■ ID | 239 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 電解水を用いたナフタレンの分解に関する基礎的検討 |
■ 著者 | 川嵜幹生
埼玉県環境科学国際センター 福嶋正巳 産業技術総合研究所 辰巳憲司 産業技術総合研究所 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第9回地下水・土壌汚染とその防止に関する研究集会、平成15年6月19日 |
■ 抄録・要旨 | 本研究は低環境負荷型の環境浄化技術の一つとして、水の電解から得られる酸性電解水に着目した。酸性電解水は(1)高い酸化還元電位を有しているため強力な酸化剤となり得る、(2)水と極小量の電解質から製造できるため取り扱いが他の酸化剤と比べ非常に容易である、(3)電極と分解対象化合物やマトリックス化合物との接触がないため電析・吸着による電極の劣化を抑制できる等、様々な特性を有している。そこで、水溶液中のナフタレンの分解に対して電解水の適用を試みた。
ナフタレン飽和水溶液に4倍量の酸性電解水を加えたところ反応開始数分後にはナフタレンは完全に消失していることがわかった。しかし、反応溶液中には微量の有害物質、クロロ化したジクロロナフタレンや開環したジクロロベンゼン等が生成されていることがわかった。 |
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